もう霜月というのに、暖かい毎日が続いています。朝夕は冷える日もありますが、コートを着るまでもないようです。ところが、今インフルエンザが各地で流行の恐れがあるということですので十分お気をつけください。子ども達には手洗い、うがい、そして換気に十分気をつけ流行をできるだけ防ごうと申し合わせております。

　さて、先日のふれあい会には大勢のおじいちゃま、おばあちゃまにお越しいただき、短い時間ではありましたが、子どもたちとふれあう楽しい時間をお過ごしいただきました。心からうれしく、ありがたい１日となりました。日頃の感謝の気持を込めて子どもたちもがんばっておりました。

　１１月は児童虐待防止月間です。たくさんの悲惨なニュースが毎日のように報道され、子どもたちの痛ましい事件も多発しております。どうかこのような事件に巻き込まれることのありませんように…祈らずにはおれません。どうか何事にも広い気持ちをもってお互いに声をかけ合い、元気に明るく生活ができますように願っております。地域の皆様にも日頃から大変お世話になっておりますが、これからもよろしくお願い申し上げますとともに、幼稚園の保護者の皆様にも毎日を明るく楽しく子どもたちを励まし、より意欲的に安心して活動ができますようお願いしたいと思います。

　今、職場体験の中学生が連日幼稚園に来ております。子どもたちとの触れ合いを通して心からの思いやりとやさしさの必要性を感じ、いかに大切な存在であるかを改めて認知し、心からかわいいなと感じてくれたらうれしいと思っています。お互いの存在を認め合い、大切にしなければという思いの重なりがますます大事な世の中になっていると思います。

　例年にない温かな日々の中にも秋の深まりを感じ始めているこの頃ですが、保護者の皆様には益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。子どもたちは、秋の自然の中で一層たくましさが増しているところです。

　先日おいもほりをして子どもたちが持ち帰った「さつまいも」はいかがでしたか。そして、「ふれあい会」での野菜はいかがでしたでしょうか。いずれも、子どもたちと教職員が一生懸命に栽培し、がんばって収穫したものです。現在ひまわりの栽培園では、小松菜と大根が栽培されており、これも１２月の「おもちつき」の時にみんなで食べる食材として利用していきます。自然とのふれあいや植物の成長等を通して、生きる力や育てる命等を肌で感じることの大切さを少しでも感じていけたらと実施している取り組みです。

　さて、平成２０年度の新入園児の募集につきましては、皆様のおかげをもちまして目標人数を上回ることができました。皆様のご協力に心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。新年度に向け体制を整えて、本園の教育を進めて参りたいと思いますので、一層のご支援を賜りますようお願い致します。

　また、今年の冬は厳しい寒さが予想されているところです。インフルエンザの流行も予想されており、予防対策のために予防ワクチンの接種などの対策も必要です。体調を崩さないよう十分な日々の管理が大切です。どうぞ気をつけて、残りわずかとなってきた２学期を元気にすごしてゆきましょう。

　幼稚園では毎日、様々な活動があります。着替えをしたり外で遊んだり、お弁当を食べたり何かを作ったり。時には色々な発見もあります。どれも自分一人だけでやるものではなく、先生や友達、仲間と“一緒に”やるからこそより楽しいものとなっていると思います。「先生、一緒にやろう」という声や「みんなで一緒に遊ぼうか！」という声が聞こえてきます。一人ではできなかったことも友達と一緒ならばできる。一人では見えなかったものも仲間と一緒なら見える。そんな子どもたちの世界が幼稚園にはあります。時にはけんかをしたり悪いことを言って傷つけてしまったり、一緒にいるから悲しい思いをすることもありますが、それも一緒にいるからこそできる、すばらしい経験だと思います。家庭でも一緒にご飯を食べたり、一緒に出かけたり、体を動かしたりと、“一緒に”があたり前の楽しい時間を過ごしてほしいと思います。

　これからの毎日の中で、私も子どもたちと遊んだり話をしたり、一緒の時間を過ごし、今まで感じたことのないようなことを感じたり、何か新しいことに気がついていけたらいいなと思います。そして何よりも“一緒に”という、人と人との関わりのすばらしさを、子どもたちに伝えていきたいと思います。